ウクライナへの軍派遣の議論が活発化している=ブレーケルマンス蘭国防相
オランダのブレーケルマンス国防相は、欧州の国々でウクライナへと軍を派遣する議論が始まっているとしつつ、そのことについて今話すのは時期尚早だと発言した。
ブレーケルマンス国防相がフォルクスクラントへのインタビュー時に発言した。
ブレーケルマンス氏は、「私たちはそのことについて今考えざるを得ない。しかし、それらは全てまだ初期状態だ。私が今述べていることは全て時期尚早である。しかし、その議論は今複数の首都において始まっており、もしかしたら、活発化している」と発言した。
また同氏は、「本件について立場が定められるにはいくらかの時間が必要だ。具体的な提案は今のところない」と指摘した。
その他同氏は、ウクライナに関する拙速な合意は危険な悪影響をもたらすおそれがあると発言した。
その際同氏は、「現在の協議のリスクは、ロシアが今優勢であるという点にある。ロシアは自らのクマの毛皮を高く売りつけるだろう。彼らは黙って待つことができる。そうなると、あなた方はウクライナを求める者の立場へと速やかに追い込むだろう。どのような合意もウクライナ人の頭越しに締結されてはならないし、彼らは協議テーブルに着かねばならない。彼らは協議への準備が完全にあるが、しかし、良好な開始の立場からであるし、そのためには彼らにはできるだけ多くの軍事的リソースが必要だ。私たちはまた、そのような休戦ないし停戦が生じた場合にどうなるかも認識せねばならない。その時、ウクライナは安全の保証が必要となる。なぜなら、私たちは、プーチンが翌日にはその合意をためし始めるかもしれないことを知っているからだ」と発言した。