ゼレンシキー大統領、予備役召集の大統領令に署名
ゼレンシキー大統領は22日、国民の予備役の招集を行う大統領令に署名した。
ゼレンシキー大統領が動画メッセージで発表した。
ゼレンシキー氏は、ロシアがウクライナ東部被占領地の偽集団の独立を承認し、その後議会がその武装集団との「条約」を批准、ロシア大統領に対して国外、「つまり、ドンバスで、ウクライナ領内で」の軍の使用を許可したと説明した。
同氏は、「『私たちはそこにいない』から正式な『私たちはやっぱりここにいる』に切り替わったのだ。政治的最高レベルで満場一致で採択された。それが、誰が本当にその地の平和を求めているか、誰が大地を再分割しようとしているかという問いへの明確な答えとなっている」と強調した。
さらに、同氏は、今回の決定によりロシアはミンスク諸合意を「実質的に離脱」したと指摘した。
同時に同氏は、ウクライナにとっては「戦争終結」こそが代替なきものであり、協議の場、フォーマット自体ではないとし、二国間フォーマットでもその他の首脳の参加でも行動する準備があると発言しつつ、同時に「私にとって大事なことは、ウクライナの主権と領土一体性の維持だ」と強調した。
同氏はまた、国連安保理常任理事国5か国とウクライナ、トルコ、ドイツというフォーマットでの首脳会談開催を目指しているとも発言した。
その他、ゼレンシキー氏は、各国の制裁発表や財政支援につき謝意を伝えた。
加えて、国防面では、同氏は、国民総動員の必要は現時点ではないとしつつ、同時に地震は予備役召集の大統領令を発出したと発言した。また、対象となるのは、緊急予備役の対象となっている人物だけだと説明した。