イタリアはウクライナに武器を提供する=ドラギ伊首相
イタリアのドラギ首相は、同国によるウクライナ政府への武器供与の決定を説明した。
ドラギ首相が伊コリエーレ・デラ・セラ紙へのインタビュー時に発言した。
ドラギ氏は、「武器提供の決定は、国会にて、実質的に満場一致で採択された。本件の条件ははっきりしている。一方は侵攻を受けた民であり、他方は侵略軍なのだ」と発言した。
同氏はまた、対露制裁は侵略国を弱体化させるために必要であるが、短期的には軍を止めることができないものであるため、ウクライナ国民には武器による直接的な支援が必要だと発言した。
さらに同氏は、「それを行わないことは、彼らに対して、『降伏せよ、そして奴隷と服従になることを受け入れよ』と言うのと同様であり、そのようなメッセージは、私たちの欧州の連帯の価値に反する。反対に、私たちは、ウクライナの人々が自らを守れるようになって欲しいと思っているのだ」と強調した。
その他同氏は、最初は、ロシアの迅速な勝利はあり得ると思っていたとしつつ、しかし現在は、「ウクライナの人々がロシアの占領を受け入れる可能性があることを示す兆候は一切ない」と発言した。
写真:Thomas Lohnes/Getty Images