メツォラ欧州議会議長、ウクライナへの戦車「レオパルド2」提供の必要性を主張
欧州議会のメツォラ議長は、EUはウクライナに対してドイツ製戦車を供給すべきであり、また同国の欧州連合(EU)加盟手続きを加速すべきとの見方を示した。
メツォラ欧州議会議長が仏AFP通信へのインタビュー時に発言した。
メツォラ氏は、ウクライナ人は「自国領奪還に向けて戦いを行うための武器を必要としている。それはつまり、例えば、複数の国が有している戦車『レオパルド2』だ」と述べ、そのメッセージを7日のプラハのEU首脳会談時に加盟国首脳に伝えると発言した。
その際同氏は、ウクライナへの戦車提供に同意したEU加盟国に対しては、基金「欧州平和ファシリティ(EPF)」(編集注:2021年に創設されたEUの安全保障と防衛力強化と世界の平和を維持するための基金)から補償を受け取ることができると指摘した。なお、同基金はこれまでに、ウクライナへと25億ユーロの装備品購入資金の拠出を行っている。
なお、メツォラ欧州議会議長は、9月28日に、欧州連合(EU)からウクライナへのさらなる武器提供支援が必要だと発言していた。その際、同氏は、ウクライナ支援のあり得る2つの計画を紹介しており、その1つは「レオパルド戦車イニシアティブ」という、ウクライナへ戦車「レオパルド2」を約90台提供するものだと説明していた。