米国でウクライナ軍人への防空システム「パトリオット」使用訓練終了

ライダー米国防総省報道官は30日、米国にて防空システム「パトリオット」の使用訓練を受けていたウクライナ軍人が、同訓練プログラムを終了し、欧州に戻ったと発表した。

ライダー報道官が発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ライダー氏は、「今週、ウクライナの防空担当軍人65名がオクラホマ州での『パトリオット』システムの訓練を終了し、すでに欧州へ戻った。彼らは他のウクライナ防空担当軍人とともに、米国、ドイツ、オランダがウクライナに提供した『パトリオット』システムと統合される」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナにパトリオットが展開されたら、ウクライナの広域防空を強化することとなり、ロシアの攻撃に対する民間人や民間インフラの防護を提供すると指摘した。

その他同氏は、米国はロシアの対ウクライナ全面侵攻開始から、これまでに7000人以上のウクライナ軍人に様々な訓練を実施してきたと伝えた。