ウクライナ軍航空機操縦士は4か月でF16を操縦できるようになる=空軍報道官

ウクライナ空軍司令部のイフナト報道官は19日、米国ではF16を操縦する予定の操縦士のテストが行われたとし、それにより経験のあるウクライナの操縦士がF16を操縦できるように再訓練を行うには4か月が必要であるとの結論が出せるようになったと発言した。

イフナト氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

イフナト氏は、「私たちの操縦士の評価が行われた。彼らは戦闘機操縦士であり、戦闘経験があり、多くの飛行時間を持つ者だ。現在、皆にそのような飛行時間がある。今、全ての操縦士が戦闘条件で極めて困難な課題を遂行し、古い航空機で英雄的な行動をとっている。それら航空機はしばしば、操縦士より2倍も年上だ…。その2人の操縦士は、米国でテストを受け、結論が出され、その航空シミュレーターと航空訓練機にて、西側機材(航空機)を習得するのにどれだけの時間が必要か、評価された。F16のような航空機のことだ。私たちの米国のパートナーたちは、すでに訓練を受けた操縦士を再訓練するだけなら、最大4か月で十分かもしれないという結論を出したのだ。(一から)訓練するのではなく、別の種類の航空機の再訓練である」と説明した。

同氏はまた、再訓練とは、離着陸だけでなく、戦闘遂行、武器の使用についての話でもあると指摘した。

そして、同氏は、「1人1人の操縦士に個々の準備があり、それぞれが個別のプログラムを受け、人によってはより早く、人によってはより時間がかかるが、操縦士はすでにここで、ある種の理論的なことはもう学んでおり、関連する大きな方策をすでに行っている。技術士や戦闘管理の将校のことも忘れないでおこう」と発言した。また、F16使用は、戦況を根本的に変える可能性があると補足した。

記者から、欧州の国々がウクライナの操縦士を訓練する能力について質問があると、イフナト氏は、欧州で訓練用の場所が見つかることへの期待を表明した。

また同氏は、「私たちは現在、一挙に全ての操縦士を国外に送ることもできない」とも指摘した。

その他同氏は、欧州の国々がウクライナの操縦士訓練とF16供与に関して団結することへの期待を表明した。