ウクライナとの将来の安全保障モデル議論は継続している=米ホワイトハウス

カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は24日、米国は同盟国やパートナー国、ウクライナとともに、将来のウクライナにとっての安全保障モデルに関する議論を続けていると発言した。

カービー戦略広報調整官が、ウクライナのための「イスラエル型」安全保障モデルが協議されているとするウォール・ストリートジャーナルの最近の報道にコメントした。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「私たちはウクライナや、北大西洋条約機構(NATO)同盟国を含む、私たちの同盟国、パートナー国と、ウクライナの長期的安全保障について議論を行っている」と発言した。

また同氏は、現時点で最近の報道の内容を公式に認めることはできないとしつつも、同時に、ウクライナは長期的安全保障を得るし、それがバイデン米大統領がウクライナ軍操縦士のF16訓練と、将来におけるウクライナへの同機の潜在的供与に同意した理由の1つだと指摘した。

そして同氏は、「私たちは、ウクライナの長期的な防衛の上で何が必要なのか知っている。そのため、私たちは、彼らと、彼らの安全保障分野での長期的必要について積極的に協議している」と発言した。

これに先立ち、数日前にウォール・ストリートジャーナルが、ドゥダ・ポーランド大統領へのインタビューを公開した。同記事には、NATOの国々がウクライナのためにイスラエル型の安全保証の合意文書の署名可能性を検討しているとあり、ドゥダ氏は、その署名は今年7月のビルニュスNATO首脳会談時に行われる可能性があると発言していた。