ウクライナに長射程ミサイルが必要なことを理解している=ベーアボック独外相

ドイツのベーアボック外相は15日、ウクライナに長射程ミサイルが必要なことは完全に認識しているとしつつ、他方でその供与は簡単ではないと発言した。

ベーアボック外相がワシントン訪問時に独ヴェルトのテレビ番組出演時に発言した。

ベーアボック氏は、「ウクライナは緊急に長射程ミサイルを必要としている…。私にとって、ウクライナ東部の人々の解放がどれだけ重要かは、完全に明らかだ」と発言した。他方で、ドイツが長射程ミサイル供与の決定をいつ採択できるのか、ウクライナが米国を訪問する予定の来週に、ドイツが米国と共同で発表する可能性はあるか、との質問に対しては、直接的な回答を避けた。

ベーアボック氏は、ドイツは本件につき米国と緊密かつ信頼して協力しており、そのため、その他の兵器の供与問題と同様、本件の決定も米国に大きく左右されると発言した。

また同氏は、「本件は信頼と相互性を必要とする」と強調し、「悪魔は常に細部に潜むものだ」と補足した。

その他同氏は、英国とフランスがすでに長射程ミサイルをウクライナに供与していることを挙げつつも、他方で、「ドイツのシステムは、全くもって別物だ。それは特別で、非常に現代的なのだ」と発言した。

同氏は、米国訪問の前にキーウを訪れたことを喚起し、そこでタウルス供与問題につき、ゼレンシキー大統領とも協議したと伝えた。

写真:ゲッティ・イメージ