米ホワイトハウス、ウクライナ軍総司令官の記事につき、同国支援の必要性を確認するものとコメント

米国のカービー・ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は2日、英エコノミスト誌が掲載したザルジュニー・ウクライナ軍総司令官の発言を元にした記事につき、ウクライナへのさらなる支援が喫緊に必要であることを確認する重要な根拠の1つだと形容した。

カービー戦略広報調整官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ザルジュニー宇軍総司令官の見解に関して質問されると、カービー氏は、「私は、それは私たちがウクライナ支援を続けることがどれだけ重要なのかを際立たせていると思っている」と答えた。

またカービー氏は、戦争の過程において、当事者の必要な物は変わっていくものであり、それはパートナー国がウクライナに提供している装備品に関しても然りだと述べた。

そして同氏は、「私たちは成長しており、ウクライナに提供するものの文脈では、戦争自体が発展しているのと同様、私たちはもう進化してきている。そして、私は、この過程は続いていくだろうと思っている」と指摘した。

同時に同氏は、米議会がバイデン米大統領からのウクライナ支援を含む追加予算要請を採択していたら、喫緊の必要を満たすことは極めて用意だったはずだと強調した。また同氏は、同支援パッケージは、ウクライナのための新たな能力を定めているだけでなく、米国自身のための物品補充も定めるものだと指摘した。

これに先立ち、ウクライナのザルジュニー軍総司令官は、英エコノミスト誌のインタビューの際、ウクライナは自らよりはるかに強力な敵を止めることができたとしつつ、しかし、現在戦争は機動戦から陣地戦に移行しているとの見方を示し、陣地戦を抜け出すには重要な軍事力・技術が必要だと発言していた