弾道ミサイルを撃墜できる防空システムの増加がウクライナの喫緊の課題=宇空軍報道官
ウクライナ空軍のイフナト報道官は14日、ロシアはウクライナに対して撃墜の困難な弾道ミサイルを用いて頻繁に攻撃するようになっていると発言した。
イフナト報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
イフナト氏は、「それ(編集注:弾道ミサイル)は、パトリオットや、私たちがフランスとイタリアから待っているSAMP/Tのようなシステムにととってのみの標的だ。そのため、対弾道ミサイルシステムの数を増やすことが、ウクライナにとって非常に喫緊な課題となっている」と発言した。
同氏はまた、ウクライナが年内に中射程防空システム「アイリスティーSLM」を受け取ることが予定されていると述べ、「レーダー、完成装置、発射機からなる完全なシステムの2セットのことだ」と補足した。
さらに同氏は、ウクライナはドイツの自走対空砲「ゲパルト」と自走榴弾砲M109A6「パラディン」の供給数の増加も待っていると発言した。
これに先立ち13日、イェーガー駐ウクライナ独大使は13日、ドイツ政府は年内に防空システム「アイリスティー」をさらに2つウクライナに供与すると発言していた。
また、ピストリウス独国防相は10月、今回のウクライナへの冬季支援の中心となるのは、パトリオットとアイリスティーだと発言していた。