エストニアは2027年までに総額12億ユーロをウクライナに供与=カリス大統領

エストニアのカリス大統領は11日、同国はウクライナに対して2027年までに総額12奥ユーロの支援を拠出すると発表した。

カリス大統領がタリンを訪問したゼレンシキー大統領との共同記者会見の際に発言した

カリス氏は、「EUの枠内で、私たちはすでにウクライナに対して約50億ユーロの支援を提供した。この支援は、続けねばならない。エストニアの2027年までの長期的貢献は12億ユーロとなる。ウクライナは、より多く、より良質の装備を必要としている」と発言した。

また同氏は、EUは、ウクライナが「明日ではなく、今日」必要なものを全て受け取れるようにすべく、武器生産を増やすべきだと主張した。

同氏は、「私たちの行動は、将来欧州においてあらゆる侵略戦争を防ぐことを目的としたものでなければならない。ウクライナは、戦争が続く限りずっとエストニアの支援を受けていく」と発言した。

さらに同氏は、エストニアは毎年ウクライナに対して国防予算の内の0.25%を供与していくと伝えた。その際同氏は、「そして私たちは、ロシアが自らの戦争を止めない限りずっと、皆に対して、できる限りの支援をウクライナに提供するよう呼びかける」と強調した。

なお、11日、ゼレンシキー大統領は、エストニア首都タリンを訪問している。

写真:ウクライナ大統領府