ゼレンシキー宇大統領とスナク英首相、安全保障分野協力協定に署名
ウクライナのゼレンシキー大統領とキーウを訪問したスナク英首相は12日、2国間の安全保障分野協力に関する協定に署名した。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
ゼレンシキー大統領とスナク首相はまず首脳間のテタテ会談を行い、その後拡大会談を行った。
写真:大統領府
会談は、キーウのマルインシキー宮殿で行われた。
その後、ゼレンシキー大統領とスナク首相は安全保障分野協力に関する協定に署名した。
ゼレンシキー大統領は、テレグラム・チャンネルにて、「今日、私たちは、友として、同盟者として、肩を並べて立っている。これは世界に対する、『ウクライナは一人ではない』というシグナルだ」と書き込んだ。
また、ゼレンシキー氏は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、今回の署名につき「今日は、欧州の歴史における転換点となった。ウクライナの英国は、新しい、過去に例のない安全保障協定に署名した。これは、単なる千限ではない。これは、英国という主要なグローバル国家からの安全保障コミットメントを含む、私たちの協力の結果が実った現実なのだ」と書き込んだ。
さらに同氏は、英国やその他の国が1991年(編集注:にウクライナが独立して以降)このようなレベルの保証を提供していたら、ロシアの侵略は全くなかったであろうとも指摘した。
そして同氏は、「私たちの共通の目的は、ロシアの現在の侵略が止まり、ウクライナが強化された暁に、ウクライナへの攻撃が2度と繰り返されないことを確保することにある」と説明した。
なお、同日、スナク英首相がキーウを訪問している。
英政府は、今回の英宇間の安全保障協定につき、「安全保障協力に関する英国・ウクライナ協定は、情報共有、サイバーセキュリティ、医療・軍事訓練、防衛産業協力を含む、英国がウクライナの安全保障のためにこれまでに提供し、これからも行っていく様々な支援を正式に定めるもの」と説明していた。同協定は、ウクライナが再びロシアに攻撃を受けた際には、英国はウクライナと協議し、ウクライナの防衛のために「迅速かつ持続的な」支援を提供することを義務付けるものだという。
修正(12日17時00分):ゼレンシキー大統領のXへの書き込み追加