ウクライナ国防次官、新しい動員法案の意図を説明

ウクライナのカルミコヴァ国防次官は18日、新しい動員法案の主要な意図は、2022年2月からウクライナを防衛している人々を交代できるようにする条件を作るためだと発言した。

カルミコヴァ国防次官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

カルミコヴァ氏は、「(編集注:動員法案の)主要な意図は、変わっていない。私たちの課題は、2022年2月からウクライナを防衛している人々が解放されて、休息を取る機会を得られる条件を作り出すことだ」と発言した。

そして同氏は、そのためには、とりわけその軍役に就いている人々たちの代わりを準備する条件を作らねばならないと述べた。

その他、同氏は、国防省が始めた希望者がウクライナ軍と契約を結んで軍役に就けるようにするプロジェクトの結果につき、1月15日で軍の求人情報に4万6000以上の問い合わせがあったと伝えた。

同氏は、今日の時点で3200件の求人が出ているとしつつ、「1つの求人は必ずしも1つのポストではなく、1つのポストが2、3人を想定している場合もある」と補足した。

そして同氏は、「現在ウクライナには、国防衛にどのように加わるかという機会を探している人がたくさんいる」と指摘した。

これに先立ち、昨年12月25日、ウクライナ閣僚会議(内閣)は、最高会議に対して、新しい動員法案(「動員、軍籍、軍役の個別問題の補完に関する法案」、法案番号第10378)を登録していた

この法案は、ウクライナの政界や社会に多くの議論を呼び起こした。ウクライナのルビネツ最高会議(国会)人権問題全権は、同国政府が提出した新しい動員法案においてウクライナ憲法に反していると思われる項目を3つ指摘していた

1月11日、同法案は、追加作業のために最高会議から閣僚会議に返却された。その後、ウメロウ国防相は、自身のチームはすでに最高会議議員の全ての提案を考慮した新しい法案を策定したと発言している。

なお、ウクライナ国防省は、2023年年末に国内4つの求人サイトと契約を結び、各サイトにウクライナ軍内の求人を無料で掲載する協力を開始していた。現在、国防省が協力している求人サイトは、ロビーX、ワークua、ロボータua、OLXウクライナの4つ。

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