「ウクライナ支援は米国の国益」=米共和党上院トップ

米共和党のマコネル上院院内総務は24日、公の場でウクライナへのさらなる軍事支援への支持を表明し、それは米国の国益に適うものだと訴えた。

マコネル上院院内総務が議会演説の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

マコネル氏は、「これは、決して慈善についての話ではなく、慈愛の話や、国際関係の抽象的原則の話でもない。これは、冷徹で厳格な米国の国益の話なのだ」と発言した。

同氏はまた、権威主義政権が力により世界地図を塗り替えることを阻止することは、米国の直接的利益だと強調した。

さらに同氏は、「私たちの利益は、米国民を犠牲にすることなく、著しい敵の軍事力を低下させる手助けをすることにある。私たちの利益は、侵略的行動がより広範な紛争を引き起こし、私たちの最も近しい同盟国や貿易パートナー国への直接的脅威となるより先に、その行動を抑止することである」と指摘した。

同氏は、米国は欧州の戦争の結果に対する免疫があるかのようなふりをすることはできないとし、また米国がロシアの侵略に対応しないことが米国の立場や対中国の戦略的競争力を強化することになるなどということは、考えることすらしてはならないと強調した。

その上で同氏は、「ロシアの欧州での敗北を加速することは、欧州とインド太平洋地域において、私たちの対立者の同時侵略を回避することに役立つ」と主張した。