ウクライナ情報総局、露軍の大規模ミサイル攻撃はあと2、3回あり、その後休止すると予想

ウクライナ国防省傘下情報総局のスキビツィキー氏は、現在ロシアには射程350キロメートル以上のミサイルが約950弾残っていると指摘した。

2日、情報総局広報室が伝えた

スキビツィキー氏は、「私たちの評価では、現在ロシアには、射程350キロメートル以上となる、作戦戦略級と戦略級の高精度ミサイルが約950弾残っている。私たちは、彼らが、ルールとして、自分たちの残弾を900弾以上の水準で維持しようとしているという傾向を観察している」と発言した。

同氏はまた、今年4月ロシアはミサイル「Kh101」を約40弾生産したがっていると指摘した。

そして同氏は、「私たちは、ロシアがあと数回、2、3回の大規模攻撃を実施でき、その後はまたミサイルと『シャヘド』(編集注:自爆型無人機)の蓄えのために一定の休止を取らざるを得なくなると予想している。しかし、それでも別途の局地的攻撃は続いていくだろう」と指摘した。

さらに同氏は、2023年秋からロシアが使用していない、巡航ミサイル「カリブル」を巡る状況に関して、「侵略国は、巡航ミサイル『3M14カリブル』の在庫を増やしており、260弾以上は保有している。なお、彼らは、今年4月には同ミサイルを30弾生産する計画だ」と伝えた。

同時に同氏は、ロシアは、対艦ミサイル「オニクス」の品質向上を行っていると喚起した。

さらに同氏は、「南部から飛んでくる高速ミサイルについては、現時点で、それが『ツィルコン』なのか、改造『オニクス』なのか判別が難しい」と述べ、ロシアには通常の「オニクス」の在庫が440弾あると補足した。