ゼレンシキー宇大統領、動員・徴兵関連法3本に署名 動員対象年齢25歳に引き下げ

ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、動員対象者の年齢下限を27歳から25歳に引き下げる法律など、3本の動員・徴兵関連法に署名した。

最高会議(国会)ウェブサイト上で、動員の対象年齢下限の引き下げに関する法案第9281のステータスが2日付で「ウクライナ大統領の署名を得て返還」に変わった。なお、同法案は、昨年5月に採択されていたもの。

同法案の説明文によれば、同法発効以降、徴兵リストに掲載されており、25歳に達した兵役義務のある国民を軍事兵役国民リストに登録することを通じて、動員人員予備の補充が規定されると書かれている。

また同日、ゼレンシキー大統領は、兵役義務者がオンラインで情報更新を行うための「電子キャビネット」を導入する法律に署名した。関連法案第10062のステータスが変更された

同法案は、2024年1月16日に最高会議にて採択されていたもの。

さらに、同氏は、これまで「制限付きで兵役能力のある」とのステータスを廃止する法律第10313にも署名した。同法により、これまで同ステータスの診断を有していた者は、9か月以内にもう一度健康診断を受けなければならない。

同法は、今年3月21日に採択されていた。