「世界中が真の防衛を見ている」=ゼレンシキー宇大統領、イスラエルの防衛にコメント

ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、イスラエルがイランによるミサイル・無人機攻撃を撃退したことは同盟国による真の防衛だとコメントした。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「現代航空は自らの効果を証明し、現代防空システムは命を守ることを可能にしている。現在中東にて、イスラエルに向かっていたイランのミサイルと『シャヘド』を撃墜して、航空と防空がそれを示したのだ」と発言した。

また同氏は、「世界中が真の防衛とは何かを目にしている。それが可能だということを見ている。そして、世界中が、イスラエルはその防衛で一人ではなかったことを目にした。空にて脅威は同盟国によっても撃墜されたのだ」と指摘した。

そして同氏は、「ウクライナが同盟国に対して、団結が最善の防衛を与えるものだと話している時、彼らはすでに自らそのことをよく知っているのだ。知っており、実現している。そして、ウクライナが、同盟国はロシアのミサイルや無人機に対して目を瞑っていてはいけないと言う時、それは『行動すべき、強力に行動すべき』という意味なのだ」と発言した。同氏は、空は言葉では守られないのであり、ミサイルの製造は思考で制限されるのではないと述べた。

加えて同氏は、ウクライナが何か月も(米国の)支援、議会での投票を待っているということは、テロリストの自信も同様に増長しているということだと強調した。

その上で同氏は、テロの脅威がある全ての場所で命を守るよう呼びかけた。そして、「悪と戦争が世界に広がらないようにあらゆることをせねばならない。欧州でも、中東でも、他のどこであってもだ。私は、それを理解してくれている人皆に感謝している。命の防衛を提供できる者一人一人が、それを行わねばならない。テロの能力を制限できる者一人一人が、それを行わねばならない。ウクライナも中東も世界の他の全ての場所も、公正で信頼できる平和を受けるに値するのだ」と強調した。

写真:大統領府