ウクライナはノルウェーと第三国による「パトリオット」供与につき協議=クレーバ宇外相
ウクライナのクレーバ外相は15日、ウクライナは他の国から最短期間で防空システム「パトリオット」を受け取る上で、ノルウェーの支援に期待していると述べ、本件につきノルウェー側と具体的な方策につき協議を行ったと発言した。
クレーバ外相がキーウを訪れたノルウェーのアイデ外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ氏は、「率直に言うと、協議の主要な議題は、防空システムだった。ノルウェーの『ナサムス(NASAMS)』はウクライナで極めて肯定的に推奨されており、私たちは、ウクライナにそのシステムをより多く提供できるよう、ノルウェー政府が努力してくれていることにつき感謝している。しかし、ノルウェー政府はまた、私たちが『パトリオット』システムを他の国から得ることを支援する手段と機会も有している。私たちは本日その議題についても詳しく協議した」と発言した。
また同氏は、アイデ外相に対して、ウクライナのさらなる防空手段を提供する上での「心からの献身」につき謝意を伝えた。
さらに同氏は、「私が今日聞いたことからして、ノルウェーが可能なことを全て行っているということにつき、私には疑いがない。どんなことも1日では実現しないものだ。しかし、私たち双方には、防空システムの新しいバッテリーがウクライナへできるだけ早く届けられねばならないという共通理解がある。私たちはもう、その方面で前に進むために、ノルウェーが今日行う具体的措置を定めた」と報告した。
これに先立ち、13日、ドイツ政府が、ウクライナに対してさらに1基の防空システム「パトリオット」を提供することを発表していた。