米国防総省、10億ドルの対ウクライナ安保支援の内容を発表
米国防総省は24日、同日発表されたウクライナへの安全保障支援パッケージには、対空ミサイル「RIM7」、携帯地対空ミサイル「スティンガー」、高機動ロケットシステム「ハイマース」用弾薬、155ミリ・105ミリ口径砲弾、歩兵戦闘車「ブラッドレー」などが含まれると発表した。
国防総省広報室が公表した。
発表には、「この大統領権限(PDA)のパッケージの見積額は10億ドルで、防空迎撃ミサイル、榴弾砲砲弾、装甲車、対戦車兵器など、ウクライナの最も緊急なニーズを支援する能力が含まれている」と書かれている。
今回の支援に含まれる兵器・装備品は以下のとおり。
・対空ミサイル「RIM7」「AIM9M」
・対空ミサイル「スティンガー」
・小火器・小火器用弾薬(対無人航空機用50口径弾含む)
・高機動ロケットシステム「ハイマース」用追加弾薬
・155ミリ口径榴弾砲砲弾(高性能榴弾と両用改良型従来弾含む)
・105ミリ口径榴弾砲砲弾
・60ミリ口径迫撃砲砲弾
・歩兵戦闘車「ブラッドレー」
・対地雷・伏撃防護車両(MRAP)
・高機動多用途装輪車両「ハンヴィー」(HMMWs)
・物流支援車両
・牽引輸送車両
・TOW 対戦車ミサイル
・対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」「AT-4」
・精密航空弾薬
・飛行場支援装備
・対戦車地雷
・クレイモア対人用弾薬
・障害除去用弾薬
・暗視装置
・予備部品、野戦装備、訓練用弾薬、その他付属装備
また、発表には、このパッケージは「最前線を守り、町を保護し、ロシアの継続する攻撃に対抗するウクライナの能力を支援する」ものだと説明されている。
これに先立ち、米国のバイデン大統領は24日、約610億ドルの対ウクライナ支援を含む国家安全保障のニーズに追加予算をあてる法案H.R.815に署名していた。