米政権、ウクライナが長射程ミサイル「アタクムス」を自国領内で使うと確信
米国のサリヴァン大統領国家安全保障問題担当補佐官は24日、米政権はウクライナが自国領土の外で長射程ミサイル「アタクムス」を含む米国製兵器を使わないという義務を守ると確信していると発言した。
サリヴァン補佐官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
サリヴァン氏は、「私たちは、ウクライナ首脳陣が、ウクライナ主権領土においてのみ使用すると明言して、『ハイマース』然り、システム使用に関して自らが負った義務をどのように履行するか調べるための十分な時間があった」と発言した。
同氏はまた、ウクライナ側は米国兵器をウクライナ国外では使わないという約束を常に履行してきたと強調した。
その上で同氏は、「そのため、私たちは、彼らがその約束(編集注:アタクムスに関するもの)も履行していくと確信している」と伝えた。
これに先立ち、24日、米ポリティコが、米政権は3月にすでに長射程ミサイル「アタクムス」をウクライナに供与しており、ウクライナは先週同ミサイルを被占領下ウクライナ領クリミアに対して使用したと報じていた。
また、同日、パテル米国務省副報道官は、米政権はウクライナに対して前回の支援パッケージ供与の際に長射程の「アタクムス」を提供したと述べていた。