米国、新たに4億ドルのウクライナ安保支援を発表

米国のバイデン大統領は10日、ウクライナに対する4億ドルの新たな安全保障支援を発表した。

ホワイトハウス広報室が関連覚書を公表した

覚書には、バイデン米大統領がウクライナに最大4億ドル分の支援を提供する上での関連権限を国務長官に委任すると書かれている。

また、米国防総省広報室は、今回の対ウクライナ支援パッケージの内容を以下のとおり公開した

・防空システム「パトリオット」用弾薬

・防空システム「ナサムス」用弾薬

・携帯地対空ミサイル「スティンガー」

・西側の発射装置、ミサイル、レーダーをウクライナのシステムと統合させるための装置

・高機動ロケットシステム「ハイマース」とその弾薬

・155ミリ・105ミリ口径弾薬

・歩兵戦闘車「ブラッドレー」

・走行兵員輸送車「M113」

・伏撃防護車両(MRAP)

・重装備輸送用トレーラー

・TOW対戦車ミサイル

・対戦車ミサイルシステム「ジャベリン」「AT4」

・精密航空弾薬

・対レーダーミサイル「ハーム」

・小火器および小火器用弾薬と手榴弾

・障害物除去用弾薬および装備品

・沿岸・河川哨戒艇

・化学・生物・放射線・核防護品

・予備部品、訓練用弾薬、メンテナンス、その他付属品

これを受けて、ゼレンシキー宇大統領は、同日の動画メッセージで感謝を表明しつつ、武器ができるだけ早く前線に届くように作業をしていると発言した

ゼレンシキー氏は、「今日は米国の支援、バイデン大統領の新たな決定がある。それは、下方、対戦車武器、機材、防空だ。必要なものだ。ありがとう。全ての武器ができるだけ早く前線で成果を出すよう、輸送作業を行っている」と発言した。