マッコール米下院外交委員長、ホワイトハウスのウクライナによるロシア領内標的攻撃制限を批判

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米下院のマッコール外交委員長(共和党)は22日、ウクライナによる米国が提供した武器を用いてロシア領内の標的を攻撃することをホワイトハウスが制限していることを批判した。

戦争研究所(ISW)のソーシャルメディア「X」アカウントによる報告によれば、マッコール委員長は、委員会にてブリンケン米国務長官に対して、米国がウクライナに提供した武器の射程に入るロシア連邦領内の軍事基地を記した地図を示したという。

地図のウクライナ領の周りに描かれた空間の外側の太線は、ミサイル「アタクムス」の長射程(300キロメートル)の射程を示すもので、その他の線は、中射程の「アタクムス」(170キロ)や、その他のハイマースのミサイル(77キロ)の射程を示すものだと説明されている。

また、ウクライナ北東部の斜線部分は、ロシア領空から発射される誘導爆弾の射程距離(60キロ)を示している。

マッコール氏は、「(ロシア人は)全ての火砲、ミサイル、多連装ロケット弾をウクライナの国境沿いに配置し、それをウクライナ人への攻撃のために利用している」と述べ、「しかし(バイデン)政権は、ウクライナが自衛し、ロシアへ反撃することができないように、武器しようを制限している」と指摘した。