ゼレンシキー宇大統領、サンチェス・スペイン首相と二国間安保協定を締結
写真・動画
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、マドリード訪問時にスペインのサンチェス首相と両国間安全保障協定に署名した。
ウクライナ大統領府がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「私は(サンチェス)首相と今日、私たちの国の二国間安全保障協定に署名した。私は、この協定につき非常に感謝している。実に大きな戦略的文書である。本年について、私たちは10億ユーロの軍事支援を定めており、2027年までにはスペインからウクライナのために欧州平和ファシリティ(EPF)を通じて50億ユーロを定めている」と伝えた。
同氏はまた、ウクライナはスペインによる武器の共同生産と安全保障技術の発展への関心を評価していると述べ、「共同プロジェクトは私たちの民に必ず、軍事力だけでなく、経済力も与える。追加弾薬、追加装甲車供与の決定に感謝したい」と発言した。
また同日、ウクライナ大統領府は、スペイン・ウクライナ安全保障協力協定の全文を公開した。
なお、ウクライナは、今回のスペインとの締結により、10か国と安全保障協定を結んだことになる。これまでにウクライナは、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、カナダ、イタリア、オランダ、フィンランド、ラトビアと締結している。これらの安全保障協定は、2023年のウクライナ支援に関するG7首脳の共同宣言に基づいて署名されているもの。
写真:大統領府