スウェーデン、戦闘機「グリペン」のウクライナへの供与計画を停止
スウェーデンのヨンソン国防相は、ウクライナに対する戦闘機「グリペン」の供与計画を停止したとし、その理由は他国による「F16」供与計画に集中できるようにするためだと説明した。
ロイター通信がヨンソン国防相のスウェーデンの報道機関への発言を報じた。
ヨンソン氏によれば、防空連合に入っている国々がスウェーデンに対して「グリペン」システムの供与計画を待って欲しいと頼んだという。同氏は、スウェーデンのTT通信へのインタビュー時に「連合の他の国々が私たちに対して『グリペン』システムを待つよう強く頼んでいたのだ」と述べ、その国々とは、米国製「F16」をウクライナへの供与を予定している国々だと伝えた。他方で、具体的にどの国かは言及しなかった。
同氏は、「現在主な注意が『F16』システムの導入に向けられていることと関係している」と発言した。
これに先立ち、昨年8月、ウクライナのゼレンシキー大統領はストックホルム訪問時に、同国はスウェーデン製戦闘機「グリペン」のウクライナへの供与に向けて作業をしていると発言していた。