イタリア、ウクライナへの2基目の防空システム「SAMP/T」供与を認める

イタリアのタヤーニ外相は3日、同国はウクライナに2基目の防空システム「SAMP/T」を供与することを認めた。

ロイター通信が報じた

タヤーニ外相はイタリアの公共ラジオ「RAI」にて、ウクライナがイタリアに対して関連の要請を行ったと発言した。

そして同氏は、「私たちが、防空手段、つまりウクライナが私たちに頼んだ防衛手段、である『SAMP/T』を送ることはもう知られている」と述べ、同日の関連報道の内容を認めた。

報道には、供給はこれまで機密扱いだったとあり、またイタリア政府はウクライナに供与した武器の正確なリストをこれまで一度も公開していないと書かれている。

これに先立ち、複数の報道機関が、イタリアがウクライナに2基目の防空システム「SAMP/T」を提供するつもりだと報じていた。

「MAMBA」とも呼ばれる防空システム「SAMP/T」は、フランスとイタリアが共同開発したものであり、10点の標的を捕捉し、これらを同時に破壊することができる。欧州製造のものとしては、唯一弾道ミサイルを捕捉できるシステムとなる。

イタリアとフランスは、2023年に共同でウクライナに対して1基目の「SAMP/T」を供与していた