蘭外相、キーウ訪問 「オランダ新内閣はウクライナに追加『パトリオット』を供与する」=クレーバ宇外相

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オランダのフェルドカンプ新外相は、7日にキーウを初訪問した際に、ウクライナ側と防空システム「パトリオット」と移動式捜査ラボの供与を協議した。

クレーバ宇外相がキーウでのフェルドカンプ蘭外相との共同記者会見時に報告した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

クレーバ氏は、「私は別途、追加の『パトリオット』システムをウクライナに供与するイニシアティブにつき感謝を表明したい。私たちは今日、そのイニシアティブがどのように実現されるかについてと、そのシステムのウクライナへの供与予定につき協議した」と発言した。

またクレーバ氏は、すでに2023年からオランダから供与された「パトリオット」の発射機2台がウクライナの空を守っていると指摘した。

その他同氏は、オランダがウクライナの生産業者から武器を購入するという決定を下したことを指摘し、他のパートナー国にも同様の方向で進むよう呼びかけた。

加えて同氏は、ロシアの犯罪の責任追及とロシアに損害賠償を支払わせる補償メカニズムの創設において、オランダはリーダー国であり続けていると指摘した。

同記者会見でフェルドカンプ氏は、ウクライナは今後も新内閣のオランダを期待することができるとし、ウクライナの刑事捜査と遺体の特定を行うための能力を拡大するために200万ユーロを拠出することを発表した。

さらに同氏は、「私たちはまた、前線から戻ってくる遺体の人物の遺族のための正義を確保すべく、前線により近い場所で、あなた方が専門的な能力を得られるように、ウクライナに捜査ラボを引き渡す」と伝えた。

その他同氏は、800万ユーロをウクライナ国連人権監視団の活動支援のために拠出することを発表した。

フェルドカンプ蘭外相のキーウ訪問 写真:ルスラン・カニュカ/ウクルインフォルム

なお、オランダ新内閣は7月2日から活動を開始している。

3日には、オランダのディック・スホーフ新首相は3日、ゼレンシキー大統領と電話会談を行い、ウクライナへの財政、軍事、政治面での支援を継続していくことを明言していた