ヒーリー英新国防相、ウクライナ訪問　新支援を発表

英国のヒーリー新国防相は７日、ウクライナ南部オデーサを訪問し、ゼレンシキー大統領と会談した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「Ｘ」アカウントで報告した。

ゼレンシキー氏は、「私は、新たに任命された英国防相と会談した。私たちは安全保障協定の履行とウクライナと英国の間の将来の１００年協力協定の準備につき協議した」と伝えた。

また同氏は、両国の防衛協力、とりわけ長射程兵器のおかげで、ウクライナの軍人が海上・陸上でロシアの攻撃から効果的に身を守れるようになっていると指摘し、英国への強力な支援につき謝意を伝えた。

英政府広報室は、ヒーリー国防相がオデーサ訪問時に、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表したことを報告した。

発表によれば、ヒーリー氏は、自らの就任４８時間後にウクライナ支援の強化を約束したとし、ゼレンシキー大統領とウメロウ宇国防相との会談後に新しい対ウクライナ軍事支援パッケージの供与を発表したという。

新支援パッケージに含まれているのは、以下のとおり。

・５０口径弾　２５万発

・ミサイル「ブリムストーン」　９０弾

・河川・沿岸作戦支援用小型軍用ボート　５０隻

・地雷除去用車両　４０台

・自走榴弾砲「ＡＳ９０」　１０台

・防衛陣地構築支援用ブルドーザー　６１台

・ウクライナがさらに６万弾の１５５ミリ砲弾を発射できるようにする、３２の新しい砲身と重要なスペアを含む、以前に供与された「ＡＳ９０」の支援

また、発表には、ヒーリー国防相は、ウクライナの海軍艦隊の日にオデーサを訪問したとあり、それに合わせて、英国新政府はウクライナへの不変のコミットメントを強化することを確認したと書かれている。

ヒーリー氏は、「もしかしたら、政府に変化は生じたかもしれないが、英国はウクライナ支援で一致団結している。私は、私たちが英国からの支援を強化し、必要な軍事支援の供給を増やすことを保証する」と発言した。