ポーランド外務省、ウクライナ領空でのロシアミサイル撃墜をNATOが許可することを期待
ポーランドのヴロンスキ外務報道官は10月31日、シコルスキ・ポーランド外相はウクライナ領空で北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防空戦力によってロシアの見しあるを撃墜することにつき、NATOとその加盟国、とりわけ米国が、自らの立場を変えて、同意することを期待していると発言した。
ヴロンスキ外務報道官がウクルインフォルムの特派員にコメントした。
ヴロンスキ報道官は、ポーランド領に向かって飛んできているロシア軍のミサイルにつき、それがまだウクライナ領空にある段階でNATO同盟国の戦力が撃墜する必要があるとのシコルスキ外相の個人的意見は既知のものだと発言した。また同氏は、シコルスキ氏はその立場を今も堅持しているが、その立場によって同氏は「NATO内での批判に何度となく晒されてきた」と指摘した。
そして同氏は、「周知のように、NATO諸国やNATO自体がこの構想に否定的な意見を表明しており、また米国でも否定的な声が聞かれている。しかし、シコルスキ外相は、その立場の変更を期待している」と発言した。
これに先立ち、ポーランドのシコルスキ外相は以前、同国はポーランド領へと向かって飛翔するロシアのミサイルや無人機をウクライナ領空で撃墜する義務があると発言していた。