ゼレンシキー宇大統領、ウクライナをNATOへ招待するのに懐疑的な国に言及

ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、ウクライナは12月3日にブリュッセルで会合を開く北大西洋条約機構(NATO)加盟国外相から、NATO加盟への招待に関する勧告を受け取りたいと思っていると発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウを訪れたコスタ欧州理事会議長との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「彼ら(編集注:パートナー国)は私たちの立場を知っている。私たちは、外相から勧告を受け取りたいが、(編集注:その可能性について)幻想はない。同じ『懐疑的な』国があり、米国も現在はそのリストに入っている…。私は、現行の米大統領がそれを勧告するか否かわからないが、ブリンケン国務長官の見方は知っている。彼はもっと肯定的だ。しかし、他にドイツとハンガリーがいる…。まとまったシグナルのみが、全ての首脳によって肯定的に受け止められるのだ」と強調した。

同時に同氏は、12月3日の会合が本件の決定にとっての最後の可能性となるわけではないと指摘した。

その際同氏は、「いずれの場合であれ、政治的意志があるなら、次のステップへ期待することが可能だ。米国の現政権はあと2か月であり、彼らは、私たちの未来」に関して懐疑的なわずかな欧州の国に対して影響力を持っている…。私も、NATOの大半の加盟国も、NATOへのウクライナの将来の加盟という将来的な未来に関する勧告について何らのリスクも目にしていない。それは招待ですらなく、NATOへのウクライナの将来の加盟に関する外相による首脳への勧告のことだ」と強調した。