ウクライナの電子戦を支援する連合発足

11日にブリュッセルで開催されたウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の際に、新たにウクライナを電子戦で支援する国々による「電子戦連合」が結成されたことが発表された。

ウクライナのウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントで伝えた

ウメロウ氏は、「今日のウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合の一環で、ピストリウス独国防相と一緒に、新たに電子戦連合の発足について正式に発表した。これはもう『ラムシュタイン』のフォーマット内で作られた9つ目の連合である。このイニシアティブにはウクライナを含め、11の国が加わり、趣意書に署名した」と伝えた。

また同氏は、電子戦連合は、機材購入、専門家育成・訓練、電子戦分野の政策・ドクトリン策定に集中していくと説明した。

同氏はそして、「電子戦は現代戦の極めて重要な要素である。効果的な電子的防衛がなければ、いかなる部隊も完全には戦闘力が発揮できない。連合の発足により、努力が調整され、防衛部隊のニーズに包括的に対応できるようになる」と強調し、同連合は現在のウクライナ軍の電子戦面のニーズを満たすだけでなく、その能力の長期的発展のための基盤を築くことが目的だと述べた。