ウメロウ宇国防相、ウクライナ防衛支援会合の結果として新しい支援につき報告

写真

ウクライナのウメロウ国防相は11日、ブリュッセルで英独の主催で開催されたウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)には51の国が参加したと報告し、ウクライナへの現在の優先的支援は防空だと指摘した。

ウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントで伝えた

ウメロウ氏は、「ゼレンシキー宇大統領の課題の遂行で、私たちは、防空強化のためのパートナーとの活発な仕事を続けている。私たちは、ロシアの攻撃から私たちの空を守ることを可能とする具体的な結果を得ている。前回の会合から、私たちのパートナーたちは、210億ドル以上の対ウクライナ安全保障支援を発表した。これは、自由世界の真の団結の結果だ。世界の51の国が今日ウクライナ支援のために団結した」と強調した。

また同氏は、英国とドイツに対して、会合を主催したことにつき謝意を伝えた。

また同氏は、今日の会合にて、ドイツが2025年中に防空システム「アイリスティー」を4基、そのミサイルを300弾、パトリオット・ミサイル30弾、戦車「レオパルト1」15両、歩兵戦闘車「マルダー」25台、榴弾砲砲弾10万弾を供与することを発表したと伝えた。また、2029年までの追加支援総額は110億ユーロとなると指摘した。

さらに同氏は、英国は4億5000万ポンド分の支援を供与するとし、それは数十万機の無人機やレーダーシステムの供与、これまでに供与した機材の修理などにあてられると伝えた。

同氏は加えて、ノルウェーが英国が発表した支援への資金として1億ポンドを提供すると伝えた。その際同氏は、「ノルウェーは総じて、2025年の軍事支援を50億ユーロ増額した。また、10億の支援、とりわけ弾薬と防空/ミサイル防衛へのものを発表した」と報告した。さらに同氏は、「ベルギーは、10億ユーロの軍事支援パッケージの拠出を発表。デンマークは、総額9億ユーロの第25軍事支援パッケージを発表した」と伝えた。

その他同氏は、リトアニアは弾薬購入のために2000万ユーロの拠出を計画しており、エストニアは1万弾の榴弾砲砲弾やウクライナ軍用の野戦食を近々提供する、オランダは1億5000万ユーロを防空強化のために拠出すると伝えた。

そして同氏は、「パートナーたちと共同で、私たちは、勝利と公正な平和を近付けるウクライナの強固な防衛を築いている」と結んだ。

写真:ウメロウ国防相(フェイスブック)