過去数日4つの要因がウクライナの停電の長さに影響を与えている=電力会社

ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は1日、過去数日の停電の長さに影響を与えているのは、敵による攻撃、猛暑、隣国からの電力輸入量減少、修理作業の4つの要因だと指摘した。

ウクルエネルホ社がクドリツィキー総裁の発言をフェイスブック・アカウントにて伝えた

同氏は、現在電力システムの状況に著しく影響を与えている4つの要因が同時に発生していると指摘した。

その際同氏は、1つ目と2つ目の要因として「攻撃が続いていること。残念ながら、かなり定期的に攻撃されている。それから、猛暑だ」とし、1日の平均電力消費量が2、3週間前よりも著しく高くなっていると伝えた。

3つ目の要因は、「欧州の国々もこの猛暑との関係で、消費量が増えており、ウクライナに電力を共有する能力が下がっていることだ。隣国にはウクライナへ輸出してウクライナの電力システムの近郊に寄与するだけの自由なリソースがあまりないことから、欧州の国々からの電力輸入は現在最大値には達していない」と指摘した。

さらに同氏は、4つ目の要因として、現在多くの発電所にて夏季の修理作業が行われていることを挙げた。その際同氏は、「冬季に私たちが私たちの発電所、とりわけ原子力発電所、の可能な限りアクセス可能な能力を得るために」修理は必要だと指摘した。

なお、7月2日、ウクライナ全土で計画停電が適用されている。