世論調査:大統領選の支持順位は、ゼレンシキー、ティモシェンコ、ポロシェンコ
社会調査企業「レイティング」社が3月1日~7日に実施した最新世論調査の結果によると、大統領選挙で最も支持を得ているのは、引き続きTVタレントのヴォロディーミル・ゼレンシキー候補で、これにユリヤ・ティモシェンコ候補(祖国党党首)とペトロ・ポロシェンコ候補(現職大統領)が続いていることがわかった。
11日に発表されたレイティング社の世論調査結果で判明した。
発表によれば、首位のゼレンシキー候補に対しては、投票意思があり、投票先を決めている者の中で、24.7%の回答者が支持を表明した。2位のティモシェンコ候補には同18.3%、3位のポロシェンコ候補には16.8%であった。
主な調査結果は以下のとおり(数字は%。カッコ内は、回答者全体における割合)。
ゼレンシキー(TVタレント) 24.7(17.5)
ティモシェンコ(祖国党党首) 18.3(11.9)
ポロシェンコ(現職大統領) 16.8(10.7)
フリツェンコ(国民の立場党党首)10.3( 6.8)
ボイコ(野党・生活党推薦) 9.9( 6.5)
リャシュコ(急進党党首) 5.7( 3.7)
スメシュコ 3.3( 2.2)
ヴィルクル(野党ブロック党党首) 2.2( 1.7)
他
回答困難/投票先未定 (25.4)
また、発表では、今回調査の週では、フリツェンコ候補とティモシェンコ候補が支持を伸ばしたと伝えられている。
調査を行った専門家は、回答者の約4分の1が投票先を決めていないことを強調しつつ、「重要な点は、通常選挙で最も積極的に投票に参加する経済的に苦しい層、中年・高齢層、中部・西部の女性の中に投票先を決めていない者が多いことである」と指摘した。
また、「あなたの考えでは誰が大統領に当選すると思うか」との設問に対しては、ポロシェンコ候補と答えた者が最も多く22%であった。これにティモシェンコ(20%)、ゼレンシキー(18%)が続いた。
加えて、大統領選挙候補者への信頼についてたずねた質問では、ゼレンシキー候補が最も信頼が高く43%。ティモシェンコ候補は28%、フリツェンコ候補は26%、ポロシェンコ候補は24%であった。
今回のレイティング社の調査は、2019年3月1~7日に全国の18歳以上の有権者5000名に対し実施されたもの。理論的誤差は最大±1.5%であると説明されている。