「24時間与える」ゼレンシキー候補、ポロシェンコ候補に討論実施を呼びかけ

ウクライナ大統領選挙に出馬するTVタレントのヴォロディーミル・ゼレンシキー候補は、現職大統領のペトロ・ポロシェンコ候補に対して、キーウ(キエフ)市内の国立スポーツ施設「オリンピーシキー」での選挙前討論の実施を呼びかけた。

3日、「ゼレンシキー・チーム」がフェイスブック上で同候補の呼びかけ動画を公開した。

ゼレンシキー候補は、私は逃げない、とし「挑戦を受ける。私の条件はこうだ。私はここ、オリンピーシキーであなたを待つ。討論は、ウクライナ国民の前で行われる。全てのチャンネルが私たちの討論を生放送する権利があり、全ての記者が出席の権利を持つ。候補者は、必ず健康診断を受けねばならず、国民に対して、アルコール中毒でも麻薬中毒でもないことを示さねばならない。国には健康な大統領が必要なのだ」と発言した。

同候補はまた、「少なくともウクライナ国民の3分の1への敬意の表明として」ポロシェンコ候補は「討論はクレムリンの傀儡でも、コロモイシキー氏の傀儡でもなく、『クズ野郎』でもなく、小ロシア人でもなく、牛野郎でもなく、ピエロでもなく、ウクライナ大統領候補のヴォロディーミル・ゼレンシキーとするのだと言うべきである」と発言した。

動画の最後には、「あなたに24時間与える」と伝えた。

また、同チームのページには、24時間の経過を刻むタイマーが表示されている。