ヘルソン州住民の救助はあと数日間続く=ウクライナ軍南部司令部

ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は9日、南部カホウカ水力発電所爆破を受けたヘルソン州での住民救助作戦はあと数日続くとしつつ、救出のための人員と機材は十分にあると発言した。

フメニューク氏がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。

フメニューク氏は、「救助作戦は実質的に前線で行われている。そのため、その作戦に関与している人員数を報告することは全くもって不適切であるし、その方面で使われている機材の数を伝えることも同様だ。理解して欲しい。そこにある人員と機材は全くもって十分である。救助・被害克服作戦は、あと数日間続く」と発言した。

同氏はまた、9日は人々を危険に晒さないこと、人道リソースを合理的に分配することを目的に、ヘルソン市へのボランティアの到着も制限していると指摘し、全ての必要なものは揃っているため、防衛戦力はボランティアたちに現状はヘルソンへの入域を止めるよう呼びかけていると発言した。

その際同氏は、「不要な人の集まりを作らないため、医療施設やその他の機構、防衛戦力に過度の負荷をかけないために、入ってくる支援は分配せねばならない。支援は、現在のリソースが尽きた後にも、まだ今後必要となる」と伝えた。