水没地域から避難させられたウクライナ南部住民約4000人=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、ウクライナ南部の水没地域の住民救出作戦は続いているとし、すでに4000人を避難させられたと発言した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナ南部の救難作戦を続けており、すでに4000人を避難させることができた」と発言した。

同氏はまた、水没している町や村がまだ数十あり、最もひどい状況は、以前同様、ヘルソン州の一時的被占領地だとしつつ、ボランティアたちはその被占領地からもロシア軍の攻撃を受けながらウクライナ国民の避難支援を行っていると伝えた。

そして同氏は、「ロシアのテロリストは避難ルートや避難ポイント、人々を運んでいるボートを攻撃し続けている。今日、そのような砲撃の1つにより、3名が殺された。近親者に哀悼を捧げる。さらに10名が負傷し、その内2名は警察官だ。それはヘルソン州左岸(編集注:被占領地)のカルダシンカ村からの避難だった」と報告した。