ヘルソン州ロシア占領地域からの住民救助については完全な情報非公開が必要=ウクライナ軍
ウクライナ軍南部司令部「ピウデン」のフメニューク合同調整報道センター長は12日、ロシアが占領するヘルソン州ドニプロ川左岸の水没地域からのウクライナ住民の救助作戦につき、極めて困難であり、情報上の沈黙を要するものだと発言した。
フメニューク氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
フメニューク氏は、「現在、メディア空間を含めて、皆が認識すべき最も重要なことは、あちらの岸(編集注:ヘルソン州ドニプロ川左岸)からの救出が極めて危険な作戦であるということだ。作戦は現時点では、完全な沈黙、あらゆる宣伝の不在を、必要としているのではなく、絶対的に要求しているのだ。たとえ昨日の出来事であれ、何を起きないようにするためには極めて静かにしておくべきであった。あまりに多くの注目が集まっている。信じてほしいが、本件の作業をしている人たちは、自らの仕事を行っている」と強調した。
なお、11日、ウクライナの検事総局が、ロシア軍がヘルソン州左岸から避難する民間人の乗ったボートを攻撃し、3名が死亡、23名が負傷したと発表していた。