ロシア、国連チームにヘルソン州占領地渡航のための安全を保証せず
ブラウン・ウクライナ常駐国連人道調整官は13日、ロシアは、カホウカ水力発電所爆破の被害を受けているウクライナ南部ヘルソン州のドニプロ川左岸(占領地)への国連チームが渡航する際の安全の保証をまだ提供していないと発表した。
ブラウン調整官が声明を発出した。
ブラウン氏は、国連はカホウカ水力発電所破壊の凄惨な被害を受けた民間人全員へのアクセスを得るためにウクライナ政府とロシア政府との連携を続けていると伝えた。
また同氏は、「運用面では、私たちのボート、職員、物資は出発の準備ができている。しかし、ロシア連邦は、オレシュキ市を含む、ドニプロ川左岸への渡航のために不可欠な安全の保証をまだ与えていない」と強調した。
そして同氏は、チームの安全のためにも、支援を必要とする人々にとっての追加的リスクを防ぐためにもその保証は不可欠だと指摘した。
さらに同氏は、国連はウクライナ政府管理地域にて必要な支援を提供し続け、水没の被害を受け、緊急支援を必要としている住民の元へ、彼らがどこにいようとも辿り着けるようにすべく、あらゆる可能な努力を行っていると伝えた。