ポンペオ米国務長官:ウクライナに、アメリカ以上の友人はいない

マイク・ポンペオ米国務長官は、ロシアの侵略と対峙するウクライナをアメリカが完全に支持していると述べ、ウクライナ人にとって本件に関してアメリカ以上の友人はいないと強調した。

16日、ポンペオ米国務長官が、ワシントンで開催されたウクライナ・アメリカ戦略パートナーシップ委員会の結果として発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ポンペオ国務長官は、「勇敢さと団結さの魂により、ウクライナ人達は、ロシアの侵略を背景とする、自国の領土主権と領土一体性の維持のための闘いを続けている。ウクライナには、この問題に関して、米国以上の友人はいない」と強調した。

また、同国務長官は、アメリカがロシアによるクリミア併合の試みに同意することは決してないと強調した。

同国務長官は、「私たちは、ロシアがミンスク諸合意を完全に履行せず、クリミアのコントロールをウクライナに返さない限り、私たちは、今後もロシアに対して制裁を科し続ける」と延べ、アメリカが先週もロシアとウクライナ侵略支持者に対する新たな制裁を発動させたばかりであると強調した。

加えて、同国務長官は、ウクライナの国内改革に関して、自由かつ適切に運営される国家というのは、簡単に手には入らないが努力する価値のある勝利であり、ウクライナ人はそのことを認識していると指摘し、「アメリカ合衆国は、その努力を支持し、あなた方の達成を指摘している」と発言した。

また、ポンペオ国務長官は、アメリカはウクライナとともに、ロシアから欧州へのガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」設置計画を止めるべく、今後も協力していくと強調し、このパイプラインはウクライナの経済的・戦略的安全を破綻させるものであり、またロシアのガスに依存することで欧州国家の主権にとってのリスクも生み出すと強調した。その上で、同国務長官は、「私たちは、ロシアがウクライナに対して行ったような政治的・経済的マニピュレーションに関して、欧州の友人たちがそのさらなる被害者にはなって欲しくないと思っている」と発言した。