トランプ米大統領はゼレンシキー大統領にルツェンコ氏の検事総長留任を提案していた=申立文書

トランプ米大統領は、7月25日のゼレンシキー大統領との電話会談の際に、ルツェンコ(当時)検事総長の留任を提案していた。

26日、米議会下院情報委員会が公開した情報機関職員提出の申立文書にて書かれている

申立文書には、「大統領は、ウクライナのユーリー・ルツェンコ検事総長を褒め、ゼレンシキー氏に、ルツェンコ氏の留任を提案した(suggested that Mr. Zelenskyy might want to keep him in his position)」と書かれている。

とりわけ、トランプ大統領は、ルツェンコ氏がジョー・バイデン氏の親族に関する捜査の議題を提起したことをもって褒めたとのこと。

申立文書には、「この情報を提供したホワイトハウスの高官は、電話会談時に述べられたことに、深く懸念を抱いている」と指摘されている。

なお、米議会下院情報委員会は、26日、トランプ米大統領による2020年米国大統領選挙に関与するよう他国政権に対して圧力を試みたとする、情報機関職員が提出した申立文書の機密を解除し、一般公開している。