欧州連帯党、ポロシェンコ前大統領とプーチン露大統領のものだとする「会話記録」にコメント

アンドリー・デルカチ最高会議(国会)議員が公開したペトロ・ポロシェンコ前大統領とロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領の「会話記録」と呼ぶものにつき、ポロシェンコ氏率いる「欧州連帯党」は、「捏造」したものだとコメントした。

欧州連帯党広報室がウクルインフォルムに声明を送付した。

声明には、「6年間にわたり、フェイクは、常にウクライナとポロシェンコ氏個人に対するロシアのハイブリッド戦争の手段の一つであった。『スロヴヤンシク市で拷問を受け死んだ少年』から『ペトロ・ポロシェンコ氏が実弟を殺害』まで様々なフェイクがあった」と書かれている。

続けて、声明には「KGBハイスクール卒業生が公開した『プーチンとの会話』も、その一連の流れである。それもまた、『バイデン氏との会話』なるもののときと同じように、激しく繋ぎ合せられ、丁寧に編集された偽物である」と指摘されている。

欧州連帯党は、「ポロシェンコ氏とプーチン氏の会話」なる音声ファイルを紹介したデルカチ氏とコスチャンティン・クリク検察官について、「クレムリンの計画の参加者だ」と指摘した。

同党は、「それは、ポロシェンコ氏が大統領、最高司令官として、プーチン氏に戦略的目的を実現させなかったことに対する、クレムリンの復讐である」とコメントした。

これに先立ち、最高会議の無所属議員であるアンドリー・デルカチ氏が、ポロシェンコ氏が大統領当時にプーチン露大統領と電話会談をした時のものだと首長する音声記録を公開していた。音声では、ポロシェンコ氏とプーチン氏の声に似た人物2名が、ミンスク・プロセス、ドンバスの経済問題、国連平和維持軍の展開可能性について話している。

なお、デルカチ氏は、以前にもポロシェンコ氏とジョー・バイデン前米副大統領の電話会談と主張する音声記録を公開している。