露のワクチン受け取りの代わりにウクライナ領差し出し… スロバキア外相、同国首相の冗談を謝罪
スロバキアのイヴァン・コルチョク外相は、同国のイゴル・マトヴィチ首相がラジオ出演時に、ロシアからコロナワクチンを受け取る代わりに「ウクライナ領ザカルパッチャ地方」を明け渡すと冗談を述べたことにつき、謝罪メッセージを出した。
3日夜、コルチョク外相がフェイスブック・アカウントにメッセージを掲載した。
コルチョク外相は、「今日、私はウクライナのパートナーであるドミトロー・クレーバ外相と話をした。私は、彼にイゴル・マトヴィチ・スロバキア首相のウクライナに対する不適切な発言につき謝罪した。私は、数日前にキーウ(キエフ)にて、今後の私たちの関係をどのように発展させるかにつき極めて良好に話をしていただけに、特に残念に思っている」と書き込んだ。
これに先立ち、スロバキアのマトヴィチ首相は、ラジオ・エクスプレスに出演した際、ロシアとの間でコロナワクチン供与の協議の文脈で、記者からワクチン供与の代わりに何を約束したのか、と問われた際、「ウクライナのザカルパッチャだ」と冗談を述べたことが報じられていた。マトヴィチ首相は、冗談であると述べたものの、これに対して、ウクライナ外務省は、スロバキアに対して謝罪を求める公式コメントを発出していた。