EU上級代表、露外相との会談でウクライナ問題に関する見解相違を指摘
ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州副委員長は、23日のニューヨーク市でのラヴロフ露外相との会談時、ロシアによるウクライナの主権・領土一体性侵害をはじめとする、EUロシア間の見解相違を指摘した。
欧州対外行動庁広報室が伝えた。
発表には、「ボレル上級代表は、より安定し予見可能なEU露関係を確立するために、同関係におけるいくつかの挑戦に言及した。見解相違は、とりわけ、ロシアによるウクライナの主権と領土一体性の侵害に関するもの、民主主義と人権の分野、サイバー、偽情報、その他のハイブリッド脅威にて維持されている」と書かれている。
同時に、両者は、EUとロシアが協力可能な国際問題について協議したとあり、地球規模の挑戦への回答の模索が必要なものとして、アフガニスタン、リビア、マリの情勢や、中東和平プロセス、イラン各合意問題などが挙げられている。