クレーバ宇外相、OSCEでクリミア・プラットフォームの今後の活用を説明
ウクライナのクレーバ外相は2日、欧州安全保障協力機構(OSCE)外相理事会の開かれるストックホルムにて、個別イベント「クリミア・プラットフォーム 前進」を開催し、同プラットフォームの長期活動の内容を紹介した。
ウクライナ外務省広報室が発表した。
外相は、「キーウ(キエフ)にて開かれたクリミア・プラットフォーム立ち上げ首脳会談は歴史的な出来事である。現在、私たちは、その成功を積極的に発展させており、クリミア・プラットフォームを恒常的に活動する影響力あるフォーマットへと変貌させている」と強調した。
また外相は、クリミア・プラットフォームにおける優先的プロジェクトとして、最新の併合の試み不承認政策の形成、制裁効力の強化、人権侵害保護を目的とした迅速で調整された対応の確立、ウクライナ人やクリミア・タタール人のアイデンティティの保護、クリミア文化遺産の保護、占領による経済被害の分析、環境状況の監視などを提案した。
さらに外相は、外務省と「クリミア・プラットフォーム専門家ネットワーク」との協力の重要性を指摘した。
今回の行事は、ウクライナの他、欧米諸国やトルコが共同で主催し、また「専門家ネットワーク」の代表者も出席した。
なお、8月23日、キーウにて、クリミア・プラットフォーム第1回首脳会談が開催され、その際、参加者はクリミア・プラットフォーム宣言を採択した。また、同日、キーウ市内にて、クリミア問題について恒常的な活動を行う「クリミア・プラットフォーム事務所」が開設されている。
写真:外務省