クレーバ外相、デンマーク訪問 外相らと会談

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ウクライナのクレーバ外相は27日、訪問中のコペンハーゲンにて、コフォズ・デンマーク外相と会談し、欧州連合(EU)による対露経済制裁パッケージの準備につき協議を行った。

ウクライナ外務省広報室が伝えた

発表によれば、クレーバ外相は、国境付近とロシアに占領されている地域の治安状況と、1月26日のパリにおけるノルマンディ・フォーマット首脳補佐官級会合の結果を詳細に報告した。

クレーバ氏は、「ロシア連邦は、ウクライナのみならず欧州全体の安全保障を弱体化しようとしている。私たちは、ロシアの攻撃的行為と効果的に対抗するために、国際社会の団結のために積極的に仕事をしている。なぜなら、それは欧州大西洋地域全体の安全保障機構の未来を決めるからだ」と強調した。

クレーバ氏はまた、コフォズ外相に対して、デンマークがロシア侵略を背景にウクライナとの連帯を示してくれていること、国際サポートをまとめる上でのコフォズ氏本人の貢献、包括的ロシア抑止パッケージの実現につき謝意を伝えた。

さらに同氏は、「デンマークは真のリーダーシップを示しており、ロシアの高い脅威の中、ウクライナとともにいてくれている」と発言した。

写真:ウクライナ外務省

同氏は、ウクライナはデンマークがウクライナの主権と領土一体性を二国間でもEU・NATOでも揺らがず支持していることを高く評価していると伝え、またデンマークがウクライナの安全保障分野に2200万ユーロ追加拠出することについては、強靭性と安全保障への重要な貢献となると発言した。

両外相は、EUの対露経済制裁パッケージの準備、ウクライナの防衛能力強化、サイバーセキュリティ強化に向けた連携強化について協議した。

コフォズ氏は、ロシアの攻撃的行動を受けて、デンマークにはウクライナの強靭性をさらに高める準備があることを認めた。

クレーバ氏の要請を受けて、デンマーク側は、財政・経済安定性を確保するための追加的サポートを検討することに同意した。

その他、クレーバ外相は同日、ツイッター・アカウントにて、デンマーク王女マルグレーテ2世に謁見したことを報告した

クレーバ外相は、ウクライナがロシアの侵略を受ける中、マルグレーテ2世王女がウクライナへを一貫してサポートしていることにつき謝意を伝えた。また、「ウクライナへの王家の訪問を待ち望んでいる」とも伝えている。