ジョンソン英首相、マクロン仏大統領に「ウクライナの声があらゆる議論の中心であるべき」

20日、マクロン仏大統領とジョンソン英首相が電話会談を行い、ロシア連邦のウクライナ国境沿いへの軍集結により生じている現在の緊張の解決に関して協議を行った。

仏大統領府広報室が公表した

発表によれば、今回の仏英首脳電話会談は、マクロン仏大統領のウクライナ、ロシア、米国、ドイツの首脳とのこの週末の協議に続いて行われたものだという。

発表には、「両首脳は、開放性を維持し、外交の道を有利とすべく、あらゆる有益な行動を行うことで完全に同意している」と書かれている。

また英首相府発表では、ジョンソン英首相は、プーチン露大統領がマクロン仏大統領に対して義務を負ったことは、プーチン氏がもしかしたら外交的解決策を模索する準備があるかもしれないことを示す肯定的な兆候だと発言したことが伝えられている。

その際、ジョンソン氏は、「ウクライナの声がどのような議論でも中心であるべきだ」と強調したという。

両首脳はまた、ロシアもウクライナもミンスク諸合意に従った自らの義務を完全に履行しなければいけないとの点で合意したとのこと。さらに両者は、ロシア大統領は、ウクライナ国境での脅迫を止めて、軍を撤退させなければいけないと強調したと伝えられた。