「露のガスとモルドバのEU加盟の動きの間に関係はない」=モルドバ大統領、露外相発言にコメント

サンドゥ・モルドバ大統領は、ロシア連邦からの天然ガス供給とモルドバが欧州連合(EU)加盟候補国を受け取ろうとしていることの間に関係があるとは思わないと発言した。

16日、サンドゥ大統領がモルドバのTV8局番組出演時に発言した

サンドゥ氏は、「私は、天然ガス供給と私たちの候補国地位獲得意向の間に繋がりを目にしていない。私たちは、ずっとそれを望んでいたこと、何年にもわたってそのことをについて話してきたのであり、私たちはEU加盟申請を提出する義務を負ったのだ。そう、私たちは、そのような状況に陥るとは予想していなかったが、しかしそれらは別々のことである。露ガスプロム社との契約については、私たちは自分たちの消費のために支払いを行っているし、非常に多額の支払いを行っているのであり、そのため全く繋がりはない。EU加盟国にもガスプロム社と契約している国があるのであり、そこには全く繋がりはないのだ。モルドな共和国は、独立した主権国家である」と発言した。

同氏はまた、モルドバは現在ロシアとの間で「最低限の」繋がりを維持していると発言した。「対話は最低限、大使レベルとでも言おうか。モスクワには私たちの大使がおり、時々メッセージを出している。そしてキシナウにはロシア大使がおり、私たちの政権が何らかのメッセージを伝えるために、(モルドバ)外務省が彼を時々呼び出している」と発言した。

これに先立ち、ラヴロフ露外相は、モルドバ政権がガス供給とCISの活動において最大限のメリットを得ようとしつつ、同時に、EUに加盟して、モスクワとの関係を断ち切ろうという「脅し」を行っていると発言していた。

写真:TV8