ゼレンシキー宇大統領「ロシアは私たちの活発な行動にとても苛立っている」
ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、ロシアはウクライナの国際社会における現在の活発な活動にとても苛立っており、ロシア軍がウクライナの町々への砲撃を続けていると指摘した。
ゼレンシキー宇大統領が20日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「私が予想していたとおり、ロシアは私たちの活発な活動に非常に苛立っている。またしてもハルキウ、オデーサが砲撃され、またしてもドンバスで残虐な侵攻が試みられている。それは、戦場ででしか鎮められない悪である。リシチャンシクとシェヴェロドネツィクを防衛している」と発言した。
同氏はまた、これら地域全体が最大限困難であり、最大限厳しい戦闘が生じていると強調した。その上で、「しかし、そこには私たちの強力な若者たちがいる。占領者は、私たちに対する攻撃の報いを受けている。それを可能にしている軍の情報機関に感謝している」と発言した。
同時に同氏は、ウクライナは24日に採択予定の欧州理事会の決定に向けて前進していると発言した(編集注:6月23、24日、ブリュッセルの欧州理事会会合にて、ウクライナへの欧州連合(EU)加盟候補国地位付与に関する審議、決定が採択される予定)。
そして同氏は、「今週今後数日は、濃厚なものとなる。ウクライナが候補国地位を受けるに値することへの疑問を誰も抱かなくなるよう、最重要の週、日々を送り、一歩ずつ前に進んでいる。毎日、私たちはすでに統一欧州の価値空間の一部なのだということを証明している」と発言した。
写真:大統領府