ゼレンシキー宇大統領、米俳優のベン・スティラー氏と会談

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ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、キーウを訪問した米ハリウッド俳優であり、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使を務めるベン・スティラー氏と会談した。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・アカウントにて報告した

ゼレンシキー氏は、「世界中、多くの有名人からの支えを感じている。ベン・スティラー氏の訪問はそれをまた確認させるものだ。あなたのイルピンとマカリウ訪問、人々との面会は、多くのことを物語っている。私たちの国にとって困難な時に、あなたがそばにいることに感謝している」と発言した。

また大統領府広報室は、スティラー氏と駐ウクライナUNHCR代表のビリング氏が、キーウ州のロシア軍占領から解放された自治体を訪問した後に大統領府を訪れたと伝えた。

発表によれば、スティラー氏は、「テレビやソーシャルメディアでそれら破壊を見るのと、実際に自分の目で見るのとは別物だ。(自分の目で見るのは)はるかに強力な印象を覚える」と発言した。

ゼレンシキー氏は、「あなたがイルピンで見たものは、間違いなく恐ろしいものだ。しかし、より恐ろしいのは、今も東部で一時的被占領下にある自治体で起きていることを想像することである」と発言した。

双方は、ウクライナの国内避難民やポーランドへ避難している人々が何を必要としているかについて話し合った。またゼレンシキー大統領は、ロシア連邦へと強制的に追放されたウクライナ国民の権利侵害についても強調した。

なお、国連親善大使のスティラー氏については、今回の訪問で西部リヴィウとキーウ州の自治体を訪問したことが伝えられていた。