「ウクライナが戦いを止めれば、ウクライナは壊滅してしまう」=オーストリア副首相
オーストリアのコグラー副首相は、ウクライナの平和のためにはロシアが侵略戦争を停止して、軍を撤退させねばならないのであり、ウクライナが戦うことを止めたら、ウクライナは壊滅すると指摘した。
同国緑の党の党首であるコグラー副首相が3日オーストリア議会での演説の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
コグラー氏は、「プーチンと彼の軍が撤退すべきだ。それが完全に明白なことである。プーチンが止まれば、その時戦争は終わる。もしウクライナが止まれば、ウクライナは壊滅してしまう。そこには大きな違いがある。そこは理解しておかねばならない」と発言した。
同氏はまた、長続きする安定した平和の確立のためには、どのように、どのような条件でウクライナにおける停戦を達成するかが重要だと発言した。
さらに同氏は、現在の戦争はロシアがウクライナに対して行っている「獣的な侵略戦争」だとし、このような状況で傍観して、中立でいることは不可能だと強調した。
同氏は、「それを観察しながら何もしないというのは、大量の殺人、強姦、略奪の共犯者となることだ! その点で中立になどなり得ない」と発言した。